痛みが引かずに我慢していませんか?

痛みが引かずに我慢していませんか?

2014.03.06更新

脳とブドウ糖

人の身体は脳により支配されています。

脳にエネルギーが行かなくなると、身体は上手く機能しなくなり、脳自体も数分で大きなダメージを受ける可能性もあります。

体を動かすエネルギー源には糖質だけではなくタンパク質や脂肪も使うことが出来るのですが、脳のエネルギー源となるのは糖質(炭水化物)が分解してできるブドウ糖だけなのです。

では実際に、血液中のブドウ糖が不足するとどうなるのでしょうか?

脳の必要とするエネルギーが不足すると、身体が機能しなくなるため、そうなる前に、糖質(炭水化物)を要求します。
つまり、お腹が減って、甘いものが食べたくなるのです。

もちろん、これらの反応は、脳が自分自身を守るための反応なので、脳が機能するために必要な最小限の量の糖質を食べればいいのです。
しかし、大抵の場合、脳が要求している以上の量を食べてしまうので、余った糖が脂肪に変えられて貯蔵されるのです。

それでは、お腹が減っているのに、無理に我慢した場合はどうなるのでしょうか?

まず、脳の機能が低下した為に、身体が上手く使えなくなります。
具体的には、しんどい感じになります。
そして、頭がぼうっとしたり、痛くなったり、フラフラしたりします。

その状態を超えてしまうと、脳の機能が停止します。
つまり、眠くなって意識が遠のいて... つまり気絶してしまうのです。
まあ、ほとんどの場合そうなる前に、次の仕組みが働きますが...。

脳は次の仕組みとして、身体を構成しているタンパク質からブドウ糖を合成する
ことで、脳の機能が停止してしまうのを食い止めるのです。
この働きを「糖新生」と言います。

皆さんは、お腹がすいてしんどくなっているのに我慢をしていたら、
急に楽になった事はありませんか?
あなたの脳が、あなたを守るために、「糖新生」を起こしたのです。

この仕組みを利用したのが、
一時期はやった「炭水化物を食べないダイエット」です。

炭水化物が絶望的に少ない状態を作り出しながら活動を続ける事で、脳は自分を
守るために「糖新生」をガンガン行います。その結果、体重はドンドン減ります。

でも、喜んでいていいのでしょうか?

このダイエットで減っているのは主に筋肉です。筋肉量が減れば脂肪が上手く燃焼できなくなるので、当然の事ですがすぐにリバウンドします。
リバウンドで増えるのは筋肉ではなく体脂肪。

ダイエットでリバウンドする度に、痩せにくい体質になる仕組みがこれで理解できたと思います。

スポーツ選手にもこの仕組みは重要です。

たとえば、お腹がすいたままで、運動をした場合はどうなるのでしょうか?

・脳が上手く働かなくなるために、身体も上手く動かせなくなります。
・判断力も集中力も筋力も低下します。
・いつもより疲労感も早く出てきます。
・運動能力を上げるためのトレーニングもあまり効果が出ません。

運動による筋肉のダメージに、糖新生による筋肉のダメージが加わるので、
運動選手としては最悪です。


スポーツをする人や、ダイエットに取り組んでいる人だけでなく、全ての人間には脳を働かせるために必要なブドウ糖の量の確保が大切な事が良く解ったと思います。

今までのブログをちゃんと理解できている人は、ここでピンときたはずです。
糖新生を起こすにもビタミン、ミネラルが必要なのです。

お腹が減ったら眠くなる人、ビタミン、ミネラルは足りていますか?

次回は、糖質(炭水化物)の具体的な摂り方について書いてみます。

投稿者: ナチュラル・キュア整骨院