機能性低血糖症候群
体内のエネルギー源である血糖値(グルコースの量)は体の状態が正常であれば、血液中のブドウ糖の量は1dlあたり50~140mgに維持されています。
それが何らかの原因で50mg以下に落ち込むことを機能性低血糖と呼んでいます。
もちろん、これは病的な状態ではなく機能的な異常をさすため、日本のお医者さんはあまりこの機能性低血糖に対して関心がないように思われます。
しかし、アメリカでは20年以上前から、この機能性低血糖に注目が集まり様々な研究が行われてきました。
・砂糖、シリアルと機能性低血糖の関係
・機能性低血糖と学習障害との関連
・機能性低血糖と犯罪行動との関連
・機能性低血糖と低血圧との関連
など様々ですが、このような流れの中でアメリカ国家が国民に向けての健康の指針の中で、機能性低血糖の原因と思われる甘い食べ物やシリアルの摂取の自粛を示したのです。
「甘い食べ物を控えましょう」 という動きはこの当たりから始まって日本にも広まっていったのですが、機能性低血糖に関しては病気ではないため、あまり国民に認知されなかったのです。
次に、機能性低血糖症候群の典型的な症状を書いてみますので、自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
1. 朝、頭がボーッとして起きづらい
2. 太陽や明るい光がまぶしい
3. 足腰がすぐに疲れる
4. いつもからだがだるい
5. 根気、集中力が無くすぐに気が散る
6. 忘れっぽい
7. 些細なことでイライラして怒りっぽい
8. 立ちくらみがよく起こる
9. 夜、寝付きが悪い
10. 甘いものが頻繁に欲しくなる
4つ以上当てはまるときは、機能性低血糖症候群の疑いがあります。
子供さんがいる方は、まずは子供さんの状態をチェックしてみましょう。
がんばって勉強している子供さんに、お菓子や甘い飲み物を差し入れしているお母さん!
応援しているつもりが、根気や集中力を低下させ、イライラするように手助けをしているのかもしれませんよ。
2014.05.24更新
「砂糖の誘惑」栄養学
砂糖の依存症
「お菓子が大好き!特に甘いお菓子がやめられない」
こんな人のために、甘いもの(砂糖)の食べ過ぎについて書いてみます。
「砂糖を食べ過ぎると身体に良くない」
「砂糖は控えめにしましょう」
という世の中の流れに対して
お砂糖関係の協会が有名大学の学者さんを使って
「脳にはブドウ糖が必要であり、砂糖は素早くブドウ糖を摂取する事が出来る、
だから砂糖は身体に悪いものではなくむしろ必要なものだ」という内容のキャンペーンをしていた事があります。
学者さんの言葉に間違いは無いのですが、伝えられていないことがたくさんあります。
・砂糖の半分は果糖であること、果糖は脂肪になること
・前回までのブログでも書きましたが、「ブドウ糖を素早く吸収しても、使わなければ脂肪に変わる」ということ
・砂糖を摂りすぎると「糖質依存症」になること
砂糖は自然界にあるものではなく、人間が抽出して合成したものです。
体内に入ると、お米や穀物などとは違い、あっという間に血液中に入ってきます。
つまり、ふつうの食事で炭水化物を消化吸収するのとは違い、急激に血糖値が上昇します。
体はこの血糖値を正常値に抑えようとするのですが、
本来は緩やかな血糖値の変化に対して微調整するための仕組みなので、多くの場合血糖値を下げ過ぎてしまいます。
血糖値が下がると、脳が糖の摂取を要求するので、
また甘いものを食べてしまいます。
このような事を繰り返していると、血糖調整のためのホルモン(インスリン)を
合成している膵臓が疲弊(疲れ切って)してしまい、萎縮が起こると糖尿病になってしまいます。
しかし、甘いものが大好きな人は沢山いるのに、
糖尿病になってしまう人は僅かです。
その訳は、インスリンをあまり使わなくても高血糖にならないように、普段の血糖値を低めに変えてしまうからなのです。
もちろん、血糖値が低めになると体が上手く働かなくなるのは当然ですので、
「甘いものを食べないと血糖値が正常な範囲に上がってこなくなる」という様に
おかしな仕組みになってしまいます。
この様な状態を「機能性低血糖症候群」とか「食原性低血糖」とよび、アメリカではずいぶん前から社会問題にまでなっています。
つぎは、この「機能性低血糖症候群」について書いてみます。
「お菓子が大好き!特に甘いお菓子がやめられない」
こんな人のために、甘いもの(砂糖)の食べ過ぎについて書いてみます。
「砂糖を食べ過ぎると身体に良くない」
「砂糖は控えめにしましょう」
という世の中の流れに対して
お砂糖関係の協会が有名大学の学者さんを使って
「脳にはブドウ糖が必要であり、砂糖は素早くブドウ糖を摂取する事が出来る、
だから砂糖は身体に悪いものではなくむしろ必要なものだ」という内容のキャンペーンをしていた事があります。
学者さんの言葉に間違いは無いのですが、伝えられていないことがたくさんあります。
・砂糖の半分は果糖であること、果糖は脂肪になること
・前回までのブログでも書きましたが、「ブドウ糖を素早く吸収しても、使わなければ脂肪に変わる」ということ
・砂糖を摂りすぎると「糖質依存症」になること
砂糖は自然界にあるものではなく、人間が抽出して合成したものです。
体内に入ると、お米や穀物などとは違い、あっという間に血液中に入ってきます。
つまり、ふつうの食事で炭水化物を消化吸収するのとは違い、急激に血糖値が上昇します。
体はこの血糖値を正常値に抑えようとするのですが、
本来は緩やかな血糖値の変化に対して微調整するための仕組みなので、多くの場合血糖値を下げ過ぎてしまいます。
血糖値が下がると、脳が糖の摂取を要求するので、
また甘いものを食べてしまいます。
このような事を繰り返していると、血糖調整のためのホルモン(インスリン)を
合成している膵臓が疲弊(疲れ切って)してしまい、萎縮が起こると糖尿病になってしまいます。
しかし、甘いものが大好きな人は沢山いるのに、
糖尿病になってしまう人は僅かです。
その訳は、インスリンをあまり使わなくても高血糖にならないように、普段の血糖値を低めに変えてしまうからなのです。
もちろん、血糖値が低めになると体が上手く働かなくなるのは当然ですので、
「甘いものを食べないと血糖値が正常な範囲に上がってこなくなる」という様に
おかしな仕組みになってしまいます。
この様な状態を「機能性低血糖症候群」とか「食原性低血糖」とよび、アメリカではずいぶん前から社会問題にまでなっています。
つぎは、この「機能性低血糖症候群」について書いてみます。
投稿者:
2014.05.13更新
「運動と食事」 栄養学
スポーツ前後の食事
今日はスポーツ(運動)の前後の食事について書いてみます。
運動(試合)の3~4時間前に食事ができる場合
基本的には、いつもと同じ食事でよい
・水分(お茶・みそ汁・スープ・水)
・動物性タンパク(卵・肉・魚・牛乳・)
・ブドウ糖(ご飯・パスタ)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
運動(試合)の1~2時間前から直前に食事をする場合
吸収の良い(消化しやすい)食べ物に限定する
・水分(お茶・水)
・ブドウ糖(おかゆ・雑炊・餅・食パン)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
タンパク質は胃腸の負担になるので控え目に...
運動中(競技の合間に補給する場合)
エネルギー代謝に特化した栄養素の補給を心がける
・水分(水・お茶)
・ブドウ糖(できるだけ果糖を摂らない)
・ビタミン(ビタミンB・ビタミンC)
アミノ酸を運動中に摂るのはあまり良くない
(スポーツドリンクに入っている商品が多いので注意)
運動の後
・運動直後は糖新生(タンパク質を分解してブドウ糖を合成する仕組み)を止めるために少量のブドウ糖(ご飯・パンなど)を食べると良い
・運動直後は血液中に大量のアミノ酸が出ているのでタンパク質は控える
(果糖もできるだけ摂らないようにする)
・本格的に食事をするのはカラダの興奮が十分に収まってからで良い
(血液中の遊離タンパクが濾過されてから)
・動物性タンパクとビタミン・ミネラルをいつもよりも多めに食べるようにする
(約1.5~2倍を目標に!)
今日は、スポーツ前後の栄養摂取について、ポイントだけに絞って書いてみました。
結構、細かくてややこしいですが、運動の効果を効率よく出していくにはこれくらい考えないといけません。
何も考えないでいると、たまたま上手くいっている時にしか結果は出ません。
めんどうくさがらずに、考える習慣を身につけましょう!
今日はスポーツ(運動)の前後の食事について書いてみます。
運動(試合)の3~4時間前に食事ができる場合
基本的には、いつもと同じ食事でよい
・水分(お茶・みそ汁・スープ・水)
・動物性タンパク(卵・肉・魚・牛乳・)
・ブドウ糖(ご飯・パスタ)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
運動(試合)の1~2時間前から直前に食事をする場合
吸収の良い(消化しやすい)食べ物に限定する
・水分(お茶・水)
・ブドウ糖(おかゆ・雑炊・餅・食パン)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
タンパク質は胃腸の負担になるので控え目に...
運動中(競技の合間に補給する場合)
エネルギー代謝に特化した栄養素の補給を心がける
・水分(水・お茶)
・ブドウ糖(できるだけ果糖を摂らない)
・ビタミン(ビタミンB・ビタミンC)
アミノ酸を運動中に摂るのはあまり良くない
(スポーツドリンクに入っている商品が多いので注意)
運動の後
・運動直後は糖新生(タンパク質を分解してブドウ糖を合成する仕組み)を止めるために少量のブドウ糖(ご飯・パンなど)を食べると良い
・運動直後は血液中に大量のアミノ酸が出ているのでタンパク質は控える
(果糖もできるだけ摂らないようにする)
・本格的に食事をするのはカラダの興奮が十分に収まってからで良い
(血液中の遊離タンパクが濾過されてから)
・動物性タンパクとビタミン・ミネラルをいつもよりも多めに食べるようにする
(約1.5~2倍を目標に!)
今日は、スポーツ前後の栄養摂取について、ポイントだけに絞って書いてみました。
結構、細かくてややこしいですが、運動の効果を効率よく出していくにはこれくらい考えないといけません。
何も考えないでいると、たまたま上手くいっている時にしか結果は出ません。
めんどうくさがらずに、考える習慣を身につけましょう!
投稿者:
2014.04.27更新
「運動と栄養」 栄養学
スポーツ前後の食事
今日はスポーツ(運動)の前後の食事について書いてみます。
運動(試合)の3~4時間前に食事ができる場合
基本的には、いつもと同じ食事でよい
・水分(お茶・みそ汁・スープ・水)
・動物性タンパク(卵・肉・魚・牛乳・)
・ブドウ糖(ご飯・パスタ)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
運動(試合)の1~2時間前から直前に食事をする場合
吸収の良い(消化しやすい)食べ物に限定する
・水分(お茶・水)
・ブドウ糖(おかゆ・雑炊・餅・食パン)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
タンパク質は胃腸の負担になるので控え目に...
運動中(競技の合間に補給する場合)
エネルギー代謝に特化した栄養素の補給を心がける
・水分(水・お茶)
・ブドウ糖(できるだけ果糖を摂らない)
・ビタミン(ビタミンB・ビタミンC)
アミノ酸を運動中に摂るのはあまり良くない
(スポーツドリンクに入っている商品が多いので注意)
運動の後
・運動直後は糖新生(タンパク質を分解してブドウ糖を合成する仕組み)を止めるために少量のブドウ糖(ご飯・パンなど)を食べると良い
・運動直後は血液中に大量のアミノ酸が出ているのでタンパク質は控える
(果糖もできるだけ摂らないようにする)
・本格的に食事をするのはカラダの興奮が十分に収まってからで良い
(血液中の遊離タンパクが濾過されてから)
・動物性タンパクとビタミン・ミネラルをいつもよりも多めに食べるようにする
(約1.5~2倍を目標に!)
今日は、スポーツ前後の栄養摂取について、ポイントだけに絞って書いてみました。
結構、細かくてややこしいですが、運動の効果を効率よく出していくにはこれくらい考えないといけません。
何も考えないでいると、たまたま上手くいっている時にしか結果は出ません。
めんどうくさがらずに、考える習慣を身につけましょう!
今日はスポーツ(運動)の前後の食事について書いてみます。
運動(試合)の3~4時間前に食事ができる場合
基本的には、いつもと同じ食事でよい
・水分(お茶・みそ汁・スープ・水)
・動物性タンパク(卵・肉・魚・牛乳・)
・ブドウ糖(ご飯・パスタ)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
運動(試合)の1~2時間前から直前に食事をする場合
吸収の良い(消化しやすい)食べ物に限定する
・水分(お茶・水)
・ブドウ糖(おかゆ・雑炊・餅・食パン)
・ビタミン・ミネラル(野菜・20種の必須サプリメント)
タンパク質は胃腸の負担になるので控え目に...
運動中(競技の合間に補給する場合)
エネルギー代謝に特化した栄養素の補給を心がける
・水分(水・お茶)
・ブドウ糖(できるだけ果糖を摂らない)
・ビタミン(ビタミンB・ビタミンC)
アミノ酸を運動中に摂るのはあまり良くない
(スポーツドリンクに入っている商品が多いので注意)
運動の後
・運動直後は糖新生(タンパク質を分解してブドウ糖を合成する仕組み)を止めるために少量のブドウ糖(ご飯・パンなど)を食べると良い
・運動直後は血液中に大量のアミノ酸が出ているのでタンパク質は控える
(果糖もできるだけ摂らないようにする)
・本格的に食事をするのはカラダの興奮が十分に収まってからで良い
(血液中の遊離タンパクが濾過されてから)
・動物性タンパクとビタミン・ミネラルをいつもよりも多めに食べるようにする
(約1.5~2倍を目標に!)
今日は、スポーツ前後の栄養摂取について、ポイントだけに絞って書いてみました。
結構、細かくてややこしいですが、運動の効果を効率よく出していくにはこれくらい考えないといけません。
何も考えないでいると、たまたま上手くいっている時にしか結果は出ません。
めんどうくさがらずに、考える習慣を身につけましょう!
投稿者:
2014.03.31更新
「炭水化物③」栄養学
糖質の摂り方
前回の記事で、糖新生という仕組みがあることがわかったと思いますが、
「糖新生が起こるといけないから、甘いもの(砂糖)を食べましょう」という意味ではありません。
あくまでも糖新生は脳を守るための非常手段として筋肉を分解しているのです。
その糖新生が起こりかけてから、反応を食い止めるために糖を摂取するのも、
やっぱり非常手段です。
大切なことは、糖新生を起こさないような糖の摂取を心がける必要があるという
事なのです。
糖は身体の中では非常に不安定な物質であり、血液中のアミノ酸とひっついて有害な物質に変化してしまう事があります。
そのため、血液中の糖の量(血糖値)が過剰にならないような仕組みが働いています。
一度にたくさんの糖が身体の中に入ってくると血糖値が急上昇するため、すぐにこの仕組みが働き、最も安定した物質である脂肪に変えてしまいます。
つまり、量が多すぎる時はもちろんですが、吸収するスピードが速い場合にも一時的に血液中の糖の量が多くなるため、使い切れない糖は脂肪に変えられてしまいます。脂肪になってしまうと、脳では使えなくなるので、血糖値が下がりかけると再び糖を要求します。(太りやすく、すぐにお腹が減ります)
ということは...
糖の摂取に関しては、脳が必要とする量のブドウ糖が常に血液中に存在するように、消化吸収が良い食べ物よりも、むしろゆっくりとしたスピードで吸収する食べ物の方が良いという事になります。
具体的には
お米、パスタなどは消化・吸収に4時間くらいかかりますが、パンや麺類なら2時間以内、砂糖は食べたらすぐに吸収されてしまいます。
パンや麺類はご飯に比べて腹持ちが悪いですし、お菓子を食べてもすぐにお腹がすいてくることは、皆さんも経験しているでしょう。
糖新生を起こさないような糖の摂取のポイントはパンや麺類よりもお米やパスタなどの消化・吸収に時間のかかるものを食べるのが良いと言う事になります。
もちろん、使い切れないくらいの量を食べれば、お米やパスタでも最後は脂肪になってしまいますけど...
つぎは、パンや麺類、お菓子はどのように食べると良いのかを書いてみましょう。
投稿者:
2014.03.06更新
「炭水化物②」 栄養学
脳とブドウ糖
人の身体は脳により支配されています。
脳にエネルギーが行かなくなると、身体は上手く機能しなくなり、脳自体も数分で大きなダメージを受ける可能性もあります。
体を動かすエネルギー源には糖質だけではなくタンパク質や脂肪も使うことが出来るのですが、脳のエネルギー源となるのは糖質(炭水化物)が分解してできるブドウ糖だけなのです。
では実際に、血液中のブドウ糖が不足するとどうなるのでしょうか?
脳の必要とするエネルギーが不足すると、身体が機能しなくなるため、そうなる前に、糖質(炭水化物)を要求します。
つまり、お腹が減って、甘いものが食べたくなるのです。
もちろん、これらの反応は、脳が自分自身を守るための反応なので、脳が機能するために必要な最小限の量の糖質を食べればいいのです。
しかし、大抵の場合、脳が要求している以上の量を食べてしまうので、余った糖が脂肪に変えられて貯蔵されるのです。
それでは、お腹が減っているのに、無理に我慢した場合はどうなるのでしょうか?
まず、脳の機能が低下した為に、身体が上手く使えなくなります。
具体的には、しんどい感じになります。
そして、頭がぼうっとしたり、痛くなったり、フラフラしたりします。
その状態を超えてしまうと、脳の機能が停止します。
つまり、眠くなって意識が遠のいて... つまり気絶してしまうのです。
まあ、ほとんどの場合そうなる前に、次の仕組みが働きますが...。
脳は次の仕組みとして、身体を構成しているタンパク質からブドウ糖を合成する
ことで、脳の機能が停止してしまうのを食い止めるのです。
この働きを「糖新生」と言います。
皆さんは、お腹がすいてしんどくなっているのに我慢をしていたら、
急に楽になった事はありませんか?
あなたの脳が、あなたを守るために、「糖新生」を起こしたのです。
この仕組みを利用したのが、
一時期はやった「炭水化物を食べないダイエット」です。
炭水化物が絶望的に少ない状態を作り出しながら活動を続ける事で、脳は自分を
守るために「糖新生」をガンガン行います。その結果、体重はドンドン減ります。
でも、喜んでいていいのでしょうか?
このダイエットで減っているのは主に筋肉です。筋肉量が減れば脂肪が上手く燃焼できなくなるので、当然の事ですがすぐにリバウンドします。
リバウンドで増えるのは筋肉ではなく体脂肪。
ダイエットでリバウンドする度に、痩せにくい体質になる仕組みがこれで理解できたと思います。
スポーツ選手にもこの仕組みは重要です。
たとえば、お腹がすいたままで、運動をした場合はどうなるのでしょうか?
・脳が上手く働かなくなるために、身体も上手く動かせなくなります。
・判断力も集中力も筋力も低下します。
・いつもより疲労感も早く出てきます。
・運動能力を上げるためのトレーニングもあまり効果が出ません。
運動による筋肉のダメージに、糖新生による筋肉のダメージが加わるので、
運動選手としては最悪です。
スポーツをする人や、ダイエットに取り組んでいる人だけでなく、全ての人間には脳を働かせるために必要なブドウ糖の量の確保が大切な事が良く解ったと思います。
今までのブログをちゃんと理解できている人は、ここでピンときたはずです。
糖新生を起こすにもビタミン、ミネラルが必要なのです。
お腹が減ったら眠くなる人、ビタミン、ミネラルは足りていますか?
次回は、糖質(炭水化物)の具体的な摂り方について書いてみます。
人の身体は脳により支配されています。
脳にエネルギーが行かなくなると、身体は上手く機能しなくなり、脳自体も数分で大きなダメージを受ける可能性もあります。
体を動かすエネルギー源には糖質だけではなくタンパク質や脂肪も使うことが出来るのですが、脳のエネルギー源となるのは糖質(炭水化物)が分解してできるブドウ糖だけなのです。
では実際に、血液中のブドウ糖が不足するとどうなるのでしょうか?
脳の必要とするエネルギーが不足すると、身体が機能しなくなるため、そうなる前に、糖質(炭水化物)を要求します。
つまり、お腹が減って、甘いものが食べたくなるのです。
もちろん、これらの反応は、脳が自分自身を守るための反応なので、脳が機能するために必要な最小限の量の糖質を食べればいいのです。
しかし、大抵の場合、脳が要求している以上の量を食べてしまうので、余った糖が脂肪に変えられて貯蔵されるのです。
それでは、お腹が減っているのに、無理に我慢した場合はどうなるのでしょうか?
まず、脳の機能が低下した為に、身体が上手く使えなくなります。
具体的には、しんどい感じになります。
そして、頭がぼうっとしたり、痛くなったり、フラフラしたりします。
その状態を超えてしまうと、脳の機能が停止します。
つまり、眠くなって意識が遠のいて... つまり気絶してしまうのです。
まあ、ほとんどの場合そうなる前に、次の仕組みが働きますが...。
脳は次の仕組みとして、身体を構成しているタンパク質からブドウ糖を合成する
ことで、脳の機能が停止してしまうのを食い止めるのです。
この働きを「糖新生」と言います。
皆さんは、お腹がすいてしんどくなっているのに我慢をしていたら、
急に楽になった事はありませんか?
あなたの脳が、あなたを守るために、「糖新生」を起こしたのです。
この仕組みを利用したのが、
一時期はやった「炭水化物を食べないダイエット」です。
炭水化物が絶望的に少ない状態を作り出しながら活動を続ける事で、脳は自分を
守るために「糖新生」をガンガン行います。その結果、体重はドンドン減ります。
でも、喜んでいていいのでしょうか?
このダイエットで減っているのは主に筋肉です。筋肉量が減れば脂肪が上手く燃焼できなくなるので、当然の事ですがすぐにリバウンドします。
リバウンドで増えるのは筋肉ではなく体脂肪。
ダイエットでリバウンドする度に、痩せにくい体質になる仕組みがこれで理解できたと思います。
スポーツ選手にもこの仕組みは重要です。
たとえば、お腹がすいたままで、運動をした場合はどうなるのでしょうか?
・脳が上手く働かなくなるために、身体も上手く動かせなくなります。
・判断力も集中力も筋力も低下します。
・いつもより疲労感も早く出てきます。
・運動能力を上げるためのトレーニングもあまり効果が出ません。
運動による筋肉のダメージに、糖新生による筋肉のダメージが加わるので、
運動選手としては最悪です。
スポーツをする人や、ダイエットに取り組んでいる人だけでなく、全ての人間には脳を働かせるために必要なブドウ糖の量の確保が大切な事が良く解ったと思います。
今までのブログをちゃんと理解できている人は、ここでピンときたはずです。
糖新生を起こすにもビタミン、ミネラルが必要なのです。
お腹が減ったら眠くなる人、ビタミン、ミネラルは足りていますか?
次回は、糖質(炭水化物)の具体的な摂り方について書いてみます。
投稿者:
2014.02.25更新
「炭水化物」 栄養学
炭水化物
私たちが学生時代、三大栄養素としてタンパク質、脂質、炭水化物という分類で習ったような気がします。
最近では糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルで五大栄養素と呼ばれているようです。
人間の身体に取り込まれると、タンパク質と脂質は身体づくりの材料に、
糖質は身体にはいると主にエネルギー源として使われます。
私たちが日常、糖質として主に口にするのはブドウ糖と果糖です。
ブドウ糖はお米やパン、麺類、お芋などの穀物などから、
果糖は主にその名前のとおり果物から摂っています。
ちなみに、砂糖はブドウ糖と果糖が半分ずつの物質になります。
・脳はブドウ糖を主なエネルギーとして活動しています。
・筋肉は、脂肪やブドウ糖をエネルギーとして使っています。
あれっ? ...果糖はどうなった?
あまり知られていないようですが、果糖を人間はそのままの形ではエネルギーとして利用できないのです。
食事で体内に入った果糖は、肝臓で素早く脂肪に変化させられます。
そうです!
果糖を食べると脂肪になるのです。それもほとんど全てが...
運動をたくさんしている人は、果糖を食べて、それが脂肪に変化しても、
筋肉を使うことで燃焼することが出来ます。
運動せずに果物ばかり食べていると、どうなるでしょう?
果物には、肉や魚や卵に比べて、タンパク質はあまり含まれていません。
ビタミンの量もそんなには多くありません。
繊維質は、野菜でとれば果糖も入ってきません。
そして果糖は脂肪に...
つまり、筋肉が減り脂肪が増えるということになり、太るだけでなく、痩せにくい身体になっていくのです。
食事と良質のサプリメントで、脳のエネルギーとしてのブドウ糖、身体づくりのためのタンパク質、脂質、酵素を働かせるためのビタミン、ミネラルを必要量確保できていれば、果物は食べなくても良いとも言えます。
「○○だけ食べれば痩せられる」とか「△△たべて健康になった」などの間違えた健康法が時々はやりますが、実際に成果が現れる人は稀です。
特に、フルーツダイエットはナンセンスだと思いませんか?
栄養学をしっかり学べば、「これだけ食べたら・・」的な健康法には、無理があることはすぐにわかるようになります。
次は、脳とブドウ糖について書いてみます。
私たちが学生時代、三大栄養素としてタンパク質、脂質、炭水化物という分類で習ったような気がします。
最近では糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルで五大栄養素と呼ばれているようです。
人間の身体に取り込まれると、タンパク質と脂質は身体づくりの材料に、
糖質は身体にはいると主にエネルギー源として使われます。
私たちが日常、糖質として主に口にするのはブドウ糖と果糖です。
ブドウ糖はお米やパン、麺類、お芋などの穀物などから、
果糖は主にその名前のとおり果物から摂っています。
ちなみに、砂糖はブドウ糖と果糖が半分ずつの物質になります。
・脳はブドウ糖を主なエネルギーとして活動しています。
・筋肉は、脂肪やブドウ糖をエネルギーとして使っています。
あれっ? ...果糖はどうなった?
あまり知られていないようですが、果糖を人間はそのままの形ではエネルギーとして利用できないのです。
食事で体内に入った果糖は、肝臓で素早く脂肪に変化させられます。
そうです!
果糖を食べると脂肪になるのです。それもほとんど全てが...
運動をたくさんしている人は、果糖を食べて、それが脂肪に変化しても、
筋肉を使うことで燃焼することが出来ます。
運動せずに果物ばかり食べていると、どうなるでしょう?
果物には、肉や魚や卵に比べて、タンパク質はあまり含まれていません。
ビタミンの量もそんなには多くありません。
繊維質は、野菜でとれば果糖も入ってきません。
そして果糖は脂肪に...
つまり、筋肉が減り脂肪が増えるということになり、太るだけでなく、痩せにくい身体になっていくのです。
食事と良質のサプリメントで、脳のエネルギーとしてのブドウ糖、身体づくりのためのタンパク質、脂質、酵素を働かせるためのビタミン、ミネラルを必要量確保できていれば、果物は食べなくても良いとも言えます。
「○○だけ食べれば痩せられる」とか「△△たべて健康になった」などの間違えた健康法が時々はやりますが、実際に成果が現れる人は稀です。
特に、フルーツダイエットはナンセンスだと思いませんか?
栄養学をしっかり学べば、「これだけ食べたら・・」的な健康法には、無理があることはすぐにわかるようになります。
次は、脳とブドウ糖について書いてみます。
投稿者:
2014.02.18更新
「食事日記」 栄養学
すごく間が空いてしまいました・・・が、
それでは、食事日記を書いてみましょう!
ノートの用意は出来ていますか?
今日は食事日記のポイントを順番に説明していきましょう。
①体重は毎朝、同じ条件ではかり、記録する
体重の変化から、様々なことが解るために、必ず毎日、同じ条件で量りましょう。
「朝起きたら、洗顔、トイレ、その後でパジャマのままで体重計に乗る」というような、パターンを決めると良いようです。
*体重計は、100グラムまで量れるデジタルの体重計を選ぶ。
*体脂肪率は週1で良いのですが、続けて3回はかり、平均を記録する。
②体調を記録する
便秘、下痢、生理、風邪など自分の体調は、体重の変化と関連性があることが解ってきます。
自分のパターンを見つけましょう。
③口から入るもの全ての具体的な内容を記録する
④口から入るものの重さや量を記録する
⑤口から入った時間を全て記録する
AM 8:00
食パン(5枚切り)2枚
卵1個(約50グラム)
ソーセージ2本(約30グラム)
牛乳(200ミリリットル)
このように、食材の重さを一度量ってみるといいでしょう。
⑥起床時間と就寝時間を記録する
自分の生活のリズムがわかってきます。
起床から就寝までの間が自分の活動時間となり、食事の時間とすりあわせることで
食事での必要な糖質(炭水化物)の大まかな量がわかってきます。
⑦運動の内容と時間を記録する
15:00~15:30 ウォーキング
17:00 クロワッサン1個
18:00~19:00 テニス
などなど
運動前後の食事の取り方が、運動効果に大きく影響します。
食事日記を書く事はおもしろくないですが、記録をつけることからいろいろな事がわかってきます。
短期間(1週間くらい)でもいいですから、とりあえず書いてみましょう。
明日は、具体的な例で考察しましょう。
それでは、食事日記を書いてみましょう!
ノートの用意は出来ていますか?
今日は食事日記のポイントを順番に説明していきましょう。
①体重は毎朝、同じ条件ではかり、記録する
体重の変化から、様々なことが解るために、必ず毎日、同じ条件で量りましょう。
「朝起きたら、洗顔、トイレ、その後でパジャマのままで体重計に乗る」というような、パターンを決めると良いようです。
*体重計は、100グラムまで量れるデジタルの体重計を選ぶ。
*体脂肪率は週1で良いのですが、続けて3回はかり、平均を記録する。
②体調を記録する
便秘、下痢、生理、風邪など自分の体調は、体重の変化と関連性があることが解ってきます。
自分のパターンを見つけましょう。
③口から入るもの全ての具体的な内容を記録する
④口から入るものの重さや量を記録する
⑤口から入った時間を全て記録する
AM 8:00
食パン(5枚切り)2枚
卵1個(約50グラム)
ソーセージ2本(約30グラム)
牛乳(200ミリリットル)
このように、食材の重さを一度量ってみるといいでしょう。
⑥起床時間と就寝時間を記録する
自分の生活のリズムがわかってきます。
起床から就寝までの間が自分の活動時間となり、食事の時間とすりあわせることで
食事での必要な糖質(炭水化物)の大まかな量がわかってきます。
⑦運動の内容と時間を記録する
15:00~15:30 ウォーキング
17:00 クロワッサン1個
18:00~19:00 テニス
などなど
運動前後の食事の取り方が、運動効果に大きく影響します。
食事日記を書く事はおもしろくないですが、記録をつけることからいろいろな事がわかってきます。
短期間(1週間くらい)でもいいですから、とりあえず書いてみましょう。
明日は、具体的な例で考察しましょう。
投稿者:
2013.11.05更新
「食事を見直す」 栄養学
食事日記
ダイエットをやってみようと思った事のある人なら、一度は聞いたことがあると思いますし、実際に食事日記を書いたことがある人も結構いると思います。
今日までのブログでの勉強で、栄養素の大切さが理解できていると思いますが...
実際に自分の食事の習慣が把握できている人は少ないようです。
「三度の食事をしっかりとっているから大丈夫!」
「私って、結構肉や野菜をバランス良く食べているほうやと思う」
「うちは、外食を控えているし、食材もいいものを使っているから」
とか言っている人、
「毎日何グラムのタンパク質を食べているか、わかっていますか?」
「自分の運動量に対して、エネルギーの糖質(炭水化物)は多すぎていませんか?」
実際に、食事日記を書いてみると
「こんなにも炭水化物や甘いものを食べていたのだな」
「タンパク質、全然足りないぞ!」
「意外と、水分摂れてないな」
「食事の間隔がバラバラやなあ」
など、今まで自分で気づかなかった食事の傾向や食べ方のパターンが見えてきます。
皆さん、一度食事日記を書いてみませんか!
まずは、持ち歩ける小さめのノートを用意しましょう。
食事日記のポイント
・体重は毎朝、同じ条件ではかり、記録する
・体調を記録する(便秘、下痢、生理、風邪など)
・口から入るもの(食事、飲み物、お菓子、果物 など全て)の具体的な内容を
記録する
・口から入るものの重さや量を記録する
(コロッケ60グラム、牛乳200ミリリットルなど)
・口から入った時間を全て記録する
・起床時間と就寝時間を記録する
・運動の内容と時間を記録する(15:00~15:30 ウォーキング など)
ダイエットに取り組んでいる人やスポーツ選手はもちろん、一般の人も是非とも
食事日記を書いてみてください。
自分自身の食生活の実態を知ることが、病気の予防やダイエットの成功、運動能力の強化のための第一歩です。明日は、「食事日記の活用」について書いてみます
ダイエットをやってみようと思った事のある人なら、一度は聞いたことがあると思いますし、実際に食事日記を書いたことがある人も結構いると思います。
今日までのブログでの勉強で、栄養素の大切さが理解できていると思いますが...
実際に自分の食事の習慣が把握できている人は少ないようです。
「三度の食事をしっかりとっているから大丈夫!」
「私って、結構肉や野菜をバランス良く食べているほうやと思う」
「うちは、外食を控えているし、食材もいいものを使っているから」
とか言っている人、
「毎日何グラムのタンパク質を食べているか、わかっていますか?」
「自分の運動量に対して、エネルギーの糖質(炭水化物)は多すぎていませんか?」
実際に、食事日記を書いてみると
「こんなにも炭水化物や甘いものを食べていたのだな」
「タンパク質、全然足りないぞ!」
「意外と、水分摂れてないな」
「食事の間隔がバラバラやなあ」
など、今まで自分で気づかなかった食事の傾向や食べ方のパターンが見えてきます。
皆さん、一度食事日記を書いてみませんか!
まずは、持ち歩ける小さめのノートを用意しましょう。
食事日記のポイント
・体重は毎朝、同じ条件ではかり、記録する
・体調を記録する(便秘、下痢、生理、風邪など)
・口から入るもの(食事、飲み物、お菓子、果物 など全て)の具体的な内容を
記録する
・口から入るものの重さや量を記録する
(コロッケ60グラム、牛乳200ミリリットルなど)
・口から入った時間を全て記録する
・起床時間と就寝時間を記録する
・運動の内容と時間を記録する(15:00~15:30 ウォーキング など)
ダイエットに取り組んでいる人やスポーツ選手はもちろん、一般の人も是非とも
食事日記を書いてみてください。
自分自身の食生活の実態を知ることが、病気の予防やダイエットの成功、運動能力の強化のための第一歩です。明日は、「食事日記の活用」について書いてみます
投稿者:
2013.08.13更新
「体脂肪を減らす」 栄養学
ダイエット(シェイプアップ)は女性の為のもの!
体重の管理はスポーツ選手のもの!
というのは過去の認識
最近では、メタボ対策で男性も女性も関係なく、体脂肪の管理をしっかりとしなければならなくなっています。
体脂肪を減らさなければいけないことは、解っているのに...
その方法がいまひとつ良く解っていない。そんな人が多いように思います。
基本的なポイントは、
・体脂肪を減らすというのは、エネルギーとして使う(燃焼させる)事です。
・体脂肪を主なエネルギー源として使っているのは、筋肉です。
・筋肉が脂肪をエネルギーとして使うのは、有酸素運動の時です。
ここまでは、理解している人も多いのではないかと思います。
つまり、
「有酸素運動を毎日40分やれば体脂肪が減るはずだ!」
たしかにその通りです。
有酸素運動の最初の20分は糖をエネルギー源として動きながら、体脂肪をエネルギーとして使える状態に変化させるのにかかる時間です。
だから、「20分以上連続で動かないと意味がないよ!」とインストラクターは
言っているのです。
実際に毎日40分ウォーキングをやってみたら、確かに心肺機能には良い刺激に
なるので、血行も良くなりますし、気分や体調も良くなります。
でも、しんどい割には体重減少の効果が思ったほど実感できないので、体重を減らすために歩き始めた人の場合は、そのうちに歩くのをやめてしまう事が多いのです。
それでは、がんばっているのに、なぜ効果が出にくいのでしょうか?
ここからが重要なポイントです。
・筋肉の量が多い人ほど、同じ運動をしたときに必要なエネルギーが多くなる
・有酸素運動を幾らたくさんしても、筋肉量は増えない。
・筋力トレーニングは、体脂肪をエネルギーとして使っていない
・筋力トレーニングは、体脂肪をエネルギーとして使えるようにする作用がある
・ビタミン、ミネラルが不足すると、体脂肪をエネルギーに変えること(化学反応)
が出来ない
つまり、効率よく運動して体脂肪を減少させるためには、
・筋肉量をあらかじめ増やしておく(スロトレによる筋力トレーニングが有効)
・筋力トレーニングを有酸素運動よりも先に行う
(体脂肪を燃えやすくしてから有酸素運動)
・エネルギー代謝に必要なビタミン、ミネラル(特にビタミンB群が必要)を
しっかり摂ってから運動する
皆さんの考えていたことと少し違いませんか?
ダイエット、スポーツともに共通なのは
「とりあえずやってみること!」ではなく「いかに効率よく成果を出すか!」
なのです。
体重の管理はスポーツ選手のもの!
というのは過去の認識
最近では、メタボ対策で男性も女性も関係なく、体脂肪の管理をしっかりとしなければならなくなっています。
体脂肪を減らさなければいけないことは、解っているのに...
その方法がいまひとつ良く解っていない。そんな人が多いように思います。
基本的なポイントは、
・体脂肪を減らすというのは、エネルギーとして使う(燃焼させる)事です。
・体脂肪を主なエネルギー源として使っているのは、筋肉です。
・筋肉が脂肪をエネルギーとして使うのは、有酸素運動の時です。
ここまでは、理解している人も多いのではないかと思います。
つまり、
「有酸素運動を毎日40分やれば体脂肪が減るはずだ!」
たしかにその通りです。
有酸素運動の最初の20分は糖をエネルギー源として動きながら、体脂肪をエネルギーとして使える状態に変化させるのにかかる時間です。
だから、「20分以上連続で動かないと意味がないよ!」とインストラクターは
言っているのです。
実際に毎日40分ウォーキングをやってみたら、確かに心肺機能には良い刺激に
なるので、血行も良くなりますし、気分や体調も良くなります。
でも、しんどい割には体重減少の効果が思ったほど実感できないので、体重を減らすために歩き始めた人の場合は、そのうちに歩くのをやめてしまう事が多いのです。
それでは、がんばっているのに、なぜ効果が出にくいのでしょうか?
ここからが重要なポイントです。
・筋肉の量が多い人ほど、同じ運動をしたときに必要なエネルギーが多くなる
・有酸素運動を幾らたくさんしても、筋肉量は増えない。
・筋力トレーニングは、体脂肪をエネルギーとして使っていない
・筋力トレーニングは、体脂肪をエネルギーとして使えるようにする作用がある
・ビタミン、ミネラルが不足すると、体脂肪をエネルギーに変えること(化学反応)
が出来ない
つまり、効率よく運動して体脂肪を減少させるためには、
・筋肉量をあらかじめ増やしておく(スロトレによる筋力トレーニングが有効)
・筋力トレーニングを有酸素運動よりも先に行う
(体脂肪を燃えやすくしてから有酸素運動)
・エネルギー代謝に必要なビタミン、ミネラル(特にビタミンB群が必要)を
しっかり摂ってから運動する
皆さんの考えていたことと少し違いませんか?
ダイエット、スポーツともに共通なのは
「とりあえずやってみること!」ではなく「いかに効率よく成果を出すか!」
なのです。
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