痛みが引かずに我慢していませんか?

痛みが引かずに我慢していませんか?

2014.03.31更新


糖質の摂り方

前回の記事で、糖新生という仕組みがあることがわかったと思いますが、
「糖新生が起こるといけないから、甘いもの(砂糖)を食べましょう」という意味ではありません。

あくまでも糖新生は脳を守るための非常手段として筋肉を分解しているのです。
その糖新生が起こりかけてから、反応を食い止めるために糖を摂取するのも、
やっぱり非常手段です。

大切なことは、糖新生を起こさないような糖の摂取を心がける必要があるという
事なのです。

糖は身体の中では非常に不安定な物質であり、血液中のアミノ酸とひっついて有害な物質に変化してしまう事があります。
そのため、血液中の糖の量(血糖値)が過剰にならないような仕組みが働いています。
一度にたくさんの糖が身体の中に入ってくると血糖値が急上昇するため、すぐにこの仕組みが働き、最も安定した物質である脂肪に変えてしまいます。

つまり、量が多すぎる時はもちろんですが、吸収するスピードが速い場合にも一時的に血液中の糖の量が多くなるため、使い切れない糖は脂肪に変えられてしまいます。脂肪になってしまうと、脳では使えなくなるので、血糖値が下がりかけると再び糖を要求します。(太りやすく、すぐにお腹が減ります)

ということは...
糖の摂取に関しては、脳が必要とする量のブドウ糖が常に血液中に存在するように、消化吸収が良い食べ物よりも、むしろゆっくりとしたスピードで吸収する食べ物の方が良いという事になります。

具体的には
お米、パスタなどは消化・吸収に4時間くらいかかりますが、パンや麺類なら2時間以内、砂糖は食べたらすぐに吸収されてしまいます。

パンや麺類はご飯に比べて腹持ちが悪いですし、お菓子を食べてもすぐにお腹がすいてくることは、皆さんも経験しているでしょう。

糖新生を起こさないような糖の摂取のポイントはパンや麺類よりもお米やパスタなどの消化・吸収に時間のかかるものを食べるのが良いと言う事になります。

もちろん、使い切れないくらいの量を食べれば、お米やパスタでも最後は脂肪になってしまいますけど...


つぎは、パンや麺類、お菓子はどのように食べると良いのかを書いてみましょう。


投稿者: ナチュラル・キュア整骨院

2014.03.06更新

脳とブドウ糖

人の身体は脳により支配されています。

脳にエネルギーが行かなくなると、身体は上手く機能しなくなり、脳自体も数分で大きなダメージを受ける可能性もあります。

体を動かすエネルギー源には糖質だけではなくタンパク質や脂肪も使うことが出来るのですが、脳のエネルギー源となるのは糖質(炭水化物)が分解してできるブドウ糖だけなのです。

では実際に、血液中のブドウ糖が不足するとどうなるのでしょうか?

脳の必要とするエネルギーが不足すると、身体が機能しなくなるため、そうなる前に、糖質(炭水化物)を要求します。
つまり、お腹が減って、甘いものが食べたくなるのです。

もちろん、これらの反応は、脳が自分自身を守るための反応なので、脳が機能するために必要な最小限の量の糖質を食べればいいのです。
しかし、大抵の場合、脳が要求している以上の量を食べてしまうので、余った糖が脂肪に変えられて貯蔵されるのです。

それでは、お腹が減っているのに、無理に我慢した場合はどうなるのでしょうか?

まず、脳の機能が低下した為に、身体が上手く使えなくなります。
具体的には、しんどい感じになります。
そして、頭がぼうっとしたり、痛くなったり、フラフラしたりします。

その状態を超えてしまうと、脳の機能が停止します。
つまり、眠くなって意識が遠のいて... つまり気絶してしまうのです。
まあ、ほとんどの場合そうなる前に、次の仕組みが働きますが...。

脳は次の仕組みとして、身体を構成しているタンパク質からブドウ糖を合成する
ことで、脳の機能が停止してしまうのを食い止めるのです。
この働きを「糖新生」と言います。

皆さんは、お腹がすいてしんどくなっているのに我慢をしていたら、
急に楽になった事はありませんか?
あなたの脳が、あなたを守るために、「糖新生」を起こしたのです。

この仕組みを利用したのが、
一時期はやった「炭水化物を食べないダイエット」です。

炭水化物が絶望的に少ない状態を作り出しながら活動を続ける事で、脳は自分を
守るために「糖新生」をガンガン行います。その結果、体重はドンドン減ります。

でも、喜んでいていいのでしょうか?

このダイエットで減っているのは主に筋肉です。筋肉量が減れば脂肪が上手く燃焼できなくなるので、当然の事ですがすぐにリバウンドします。
リバウンドで増えるのは筋肉ではなく体脂肪。

ダイエットでリバウンドする度に、痩せにくい体質になる仕組みがこれで理解できたと思います。

スポーツ選手にもこの仕組みは重要です。

たとえば、お腹がすいたままで、運動をした場合はどうなるのでしょうか?

・脳が上手く働かなくなるために、身体も上手く動かせなくなります。
・判断力も集中力も筋力も低下します。
・いつもより疲労感も早く出てきます。
・運動能力を上げるためのトレーニングもあまり効果が出ません。

運動による筋肉のダメージに、糖新生による筋肉のダメージが加わるので、
運動選手としては最悪です。


スポーツをする人や、ダイエットに取り組んでいる人だけでなく、全ての人間には脳を働かせるために必要なブドウ糖の量の確保が大切な事が良く解ったと思います。

今までのブログをちゃんと理解できている人は、ここでピンときたはずです。
糖新生を起こすにもビタミン、ミネラルが必要なのです。

お腹が減ったら眠くなる人、ビタミン、ミネラルは足りていますか?

次回は、糖質(炭水化物)の具体的な摂り方について書いてみます。

投稿者: ナチュラル・キュア整骨院