痛みが引かずに我慢していませんか?

痛みが引かずに我慢していませんか?

2011.07.20更新

30代男性  兵庫県  尼崎市

腰痛の治療から完治、メンテナンスに移行された患者さんが、「手を着くと痛いのですが、こんなのも治るんですか?」

と言うことで、早速手首を診ていきますと・・・

・手首に背屈制限があります。

・椅子の座面に手のひらを当てて体重をかけてもらうと手首の背面に詰まった様な痛みを感じるようです。

・前腕部(手首から肘の間の部分)の回旋に制限があります。

・上腕部(肩から肘の間の部分)の外側に硬くなっている部分があります。


手首などの痛みがある場合、どうしても患部周辺をいじくりまくってしまうのですが、ここは冷静に遠い部分からアプローチしていきます。

肩の外側の硬くなっている部分をつまみあげるようにしながら手首を動かしてもらうと、少し動きが軽くなるようです。どうやらこの部分で手先に繋がる血管の循環を少しだけ妨げているようです。

硬くなっている部分の皮膚・筋膜・筋肉と表面から深い部分まで順に循環と潤滑を良くするための手技を加えていきます。

触った感じがすっかり柔らかくなった所で、手首を曲げ伸ばししてもらうとかなり動かし易くなっているようです。

次に前腕部の回旋制限を改善する手技を加えていきますと、手首の動きに加えて手を握る動きがかなりスムーズに動かせる様になりました。ただ、イスの座面に手をついて体重をかける様にすると相変わらず手の背面に詰まるような痛みが残ります。

そこでようやく手首の関節を細かく触診していきます。

手首は前腕部から3列の関節が並んでいます。その真ん中の関節に上手く滑りが出ていない部分があります。その部分に丁寧に動きを着けるような手技を加えていき、再度椅子の座面にてをついて体重をかけていく確認をしますと、上手く痛みが出なくなったようです。詰まった感じもありません。

せっかくなので、指の関節の動きも確認して施術を終わりにします。


手首や足首などの末梢の痛みは多くの病院や治療院では患部の実の検査や治療になりがちなのですが、運動連鎖が起こる関係で最低でも3つの離れた関節の状態までしっかり調べていく必要があります。

手首の場合には、指の関節・前腕部の関節・肘の関節・肩の関節・胸郭(肋骨と肩甲骨の関節)などの動きをしっかり調べていくということになります。そうすることで、痛みやしびれ、運動制限などの様々な機能障害の原因を突き止めて治療していくことが出来ないと考えています。

今回は1回の施術で痛みが完全に消失しました。初診の患者さんでこのように上手くいくことはまれなのですが、一度体全体の調整が終了してメンテナンス(定期点検)の段階に入っている患者さんの場合は1回で解決することが多いようです。

なにはともあれ、上手くいって良かったです。

ありがとうございました。



投稿者: ナチュラル・キュア整骨院

2011.07.04更新

30代男性  兵庫県 神戸市

症状は首を後ろに反らす動きの時に首の下から背中にかけての引っかかり(詰まったような感じ)と背中の肩甲骨の間の痛みとだるさと強いこり感を感じているそうです。

また、ひどくなってくると頭痛と息苦しさまで出てくるようです。

細かく体の状態を調べていきますと・・・

・体形は比較的痩せ型で背も高いため、姿勢の悪さが帰って目に付きます。

・頭が身体の中心線からかなり前に入り込んで顎を突き出すような状態になっています。

・両方の肩も身体の中心線から前の方に巻き込んだようになっています。

・骨盤の部分は左側に寄ってしまい、右への動きが上手く出来ません。

・姿勢を正そうとすると、お尻が突き出て腰を無理にそらしたようになってしまいます。

・足は両方とも内股気味で小指側に体重がかかっています。


典型的な内股歩行・外足荷重・へっぴり腰・猫背の肩こり腰痛パターンですね。


・肩関節の可動域は予想通り左右とも60%以下です。

・体幹(胴まわり)の回旋の可動性も50%以下です。

・頸椎(くび)の可動は左側に著しい制限がみられます。

・骨盤は左にスライドする動きは出来るのですが右には全くスライドできません。そのかわり回旋運動は右を前にする動きの方が反対の動きよりも容易です。

・股関節は左右ともニュートラルの位置が内旋(内巻き)になっています。可動性は左の股関節に著しい外旋制限がみられます。

このような患者さんに対して、症状が出ている部分(肩や首・背中など)のコリをほぐそうと揉んだり叩いたりしてもほとんど意味はありません(少しは紛れるかもしれませんが...すぐに戻ってしまいます)

多くの上半身や頸部の問題は下半身や骨盤が正常な位置関係や運動軸で動くことが出来ない事に対する代償作用で本来とは異なる位置や動きを強いられることにより起こっています。

つまり、上半身は正常な反応(立位でのバランスを保つため)として下半身の不具合に対応した結果、本来ならばやらなくても良い動きや筋肉の使い方を反復させられることにより様々な症状を示しているのですね!

というメカニズムに合わせると、「調整は下から順に」ということになります。


足首のアライメントを調整し、股関節の回旋制限を緩和、骨盤の左右の動きや回旋制限が緩和されたところで肩や首の可動状態や張りを確認するとかなりましになっています。

上肢の可動制限も半分以下に減少!

そこから、上半身の調整に進みます。一通りの調整が済むと、最後に第1頸椎と後頭骨(首と頭の境目の関節)のアライメントを調整して終了とします。

この時点で、背筋を伸ばしたいわゆる良い姿勢をする方が、背中の丸い姿勢よりも楽に出来るようになっています。
頭痛もおさまったようです。

あとは、この状態をどのように保っていくかが問題になります。

足の指や足首の正しい運動パターンを獲得するための(本来の動きなんですが)エクササイズを宿題として毎日何回もやってもらいます。しつこいくらいに繰り返し練習してもらうことで正しい動きが普通に出来るようになり、安定した姿勢が維持されるようになるのですね!

ありがとうございました。



投稿者: ナチュラル・キュア整骨院