私たちは誰でも少なからず、過去に恥をかいたことや失敗したことで心に忘れられないキズ(トラウマ)を持っているものです。
その心の傷は経時的に淘汰されるのを待つしかない、大変に難治な問題です。
そして、負のスイッチが入ることで引き起こされるストレス病態は様々です。
うつ病、躁うつ病、自律神経失調症、てんかん、頭痛、不整脈、便失禁、気管支喘息、高血圧、不安神経症・・・
いわゆる「心身症」と呼ばれるこういった疾患に、人間工学的、医用生体工学的に治療を行うために誕生し、発展してきた技術こそが「バイオフィードバック療法」なのです。
こころの病に苦しむ人たちが、少しでもこころの平和を取り戻すことが出来るように・・・
とても重たいテーマの話しですが、実際にうつ病治療に使用され効果を発揮した臨床報告がされていたり、医療の現場で実際に使われていたり・・・多様に派生し、片麻痺や脳性まひのリハビリテーション、脳波のうちアルファ波だけを用い、不眠治療などにも拡がっているんですよ。前述したとおりですが今やスポーツ界にまで・・・。
~マイナスからゼロへ~「負の制御」のために始まった治療法が、リハビリやスポーツコンディショニングなど、~ゼロからプラスへ~「正のフィードバック」を起こしたといえるでしょうか。
僕たちが普段やっている治療法にも、元々は麻痺を治すためだったり、脳障害に対するリハビリだったり・・・そんなものもあります。 それらの治療を皆さんに「プラスのフィードバック」できるように頑張りたいと思います。
~マイナスをプラスへ!!~
2011.06.12更新
バイオフィードバック②
本来感知することのできない人間の様々な感情を、その時々における脳波による出力を音や画像で視聴覚的に認知できる状態に変換し、再出力(フィードバック)する技術である。
自身で認知できるため、その指標を基に感情のコントロールを訓練することができるというものです。
例えば、スポーツだったら日頃練習のときとかに、色んな感情の状態を小型軽量化脳波計を常時身につけて測定し、コンピュータを使って視覚的に本人に理解させます。
「良い成績が残せているときの精神状態はこんな形(波形やグラフでわかりやすく表示される)ですよ」とか、「気分が乗らずにあんまり良い成績が残せなかったときはこんなかたちですよ」とか・・・
それを見た本人は、良い状態だったときの形に、セルフコントロールで近づける練習をします。
色んな事を試しながら(例えば、腹式呼吸、好きな映像・写真を見る、音楽を聴く、話をする、歌を歌う、ストレッチ、・・・etc)どの行動がプラスになるかを逐一コンピュータでチェックします。
これの面白いところは、「自分が良かれと思っていること、好きなことが必ずしもその波形をプラスにはしない」ということです。
好きでもマイナスなら排除します。
そうしていくことで、良い状態を作り出す行動パターンを構築していくのです。
最初のフィードバックはすこしめんどくさそうですけど、慣れてくるとコンピュータの視覚情報なしで、その行動パターンを行うだけで、良い状態の精神状態を作り出すことが簡単に可能になります。
つまり、大事な本番前には余計なことはせずに、その行動パターンを正しく行うだけで、最良の状態で本番に臨めるようになるのです。
ちょっと難しい話かも知れませんが、現実にかなりの方面で研究・利用されている技術なのです。
この話し、・・・もうちょっとだけつづきます・・・ということで・・・ つづく(笑)
自身で認知できるため、その指標を基に感情のコントロールを訓練することができるというものです。
例えば、スポーツだったら日頃練習のときとかに、色んな感情の状態を小型軽量化脳波計を常時身につけて測定し、コンピュータを使って視覚的に本人に理解させます。
「良い成績が残せているときの精神状態はこんな形(波形やグラフでわかりやすく表示される)ですよ」とか、「気分が乗らずにあんまり良い成績が残せなかったときはこんなかたちですよ」とか・・・
それを見た本人は、良い状態だったときの形に、セルフコントロールで近づける練習をします。
色んな事を試しながら(例えば、腹式呼吸、好きな映像・写真を見る、音楽を聴く、話をする、歌を歌う、ストレッチ、・・・etc)どの行動がプラスになるかを逐一コンピュータでチェックします。
これの面白いところは、「自分が良かれと思っていること、好きなことが必ずしもその波形をプラスにはしない」ということです。
好きでもマイナスなら排除します。
そうしていくことで、良い状態を作り出す行動パターンを構築していくのです。
最初のフィードバックはすこしめんどくさそうですけど、慣れてくるとコンピュータの視覚情報なしで、その行動パターンを行うだけで、良い状態の精神状態を作り出すことが簡単に可能になります。
つまり、大事な本番前には余計なことはせずに、その行動パターンを正しく行うだけで、最良の状態で本番に臨めるようになるのです。
ちょっと難しい話かも知れませんが、現実にかなりの方面で研究・利用されている技術なのです。
この話し、・・・もうちょっとだけつづきます・・・ということで・・・ つづく(笑)
投稿者:
2011.06.05更新
バイオフィードバック
スポーツの試合、講演会でスピーチ、などなど、緊張感を持ってそれに臨む場面は誰にでもあるものですが、そんな時あがってしまい失敗してしまうことも、誰にでもあることですよね。
そんな時緊張を和らげる方法って・・・手のひらに「人」って3回書いて飲み込む?好きな音楽をヘッドフォンで大音量で聴き下界をシャットアウト?ぎりぎりまで「私はできる」「アイアムウィナー」と言い続ける?・・・
「気持ちの問題だ!」とか「メンタルを鍛えろ!」とか・・・・・スポーツ界ではよく監督さんから選手に飛び交う言葉ですが、言われた選手は「どう鍛えたらいいんだろう??」とか「そんなの鍛えようが無いじゃないか!」ってなっちゃいますよね?
やはり、なかなか精神状態をコントロールするって難しいことですよねー。
でもそんな制御不能な情緒のコントロールを可能にしてしまおう!・・・という研究が、実は世界中で(特に日本で)広がっていて、実はかなり昔から実用段階に入っているそうです!
しかも、トップアスリートがオリンピックに臨む時などにはすでに、本番に最高のパフォーマンスを生み出せる様に精神状態をコントロールする科学的トレーニングが導入されているんです。
そして、その技術こそが「バイオフィードバック」とよばれるものなのです・・・・・・・・・つづく(笑)
そんな時緊張を和らげる方法って・・・手のひらに「人」って3回書いて飲み込む?好きな音楽をヘッドフォンで大音量で聴き下界をシャットアウト?ぎりぎりまで「私はできる」「アイアムウィナー」と言い続ける?・・・
「気持ちの問題だ!」とか「メンタルを鍛えろ!」とか・・・・・スポーツ界ではよく監督さんから選手に飛び交う言葉ですが、言われた選手は「どう鍛えたらいいんだろう??」とか「そんなの鍛えようが無いじゃないか!」ってなっちゃいますよね?
やはり、なかなか精神状態をコントロールするって難しいことですよねー。
でもそんな制御不能な情緒のコントロールを可能にしてしまおう!・・・という研究が、実は世界中で(特に日本で)広がっていて、実はかなり昔から実用段階に入っているそうです!
しかも、トップアスリートがオリンピックに臨む時などにはすでに、本番に最高のパフォーマンスを生み出せる様に精神状態をコントロールする科学的トレーニングが導入されているんです。
そして、その技術こそが「バイオフィードバック」とよばれるものなのです・・・・・・・・・つづく(笑)
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